今回は,某高専専攻科の私が,NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)を目指した
経緯を書いていきます./*高専推薦でしたので7月17日の発表にて合格を頂きました.*/
少しでも参考になればいいなと思います.
記事の後半には,小論文のテンプレを記載していますので,ご自由に改変して使用してください.
NAISTの高専推薦受験の場合,
研究マッチング → (マッチングで合格がもらえれば) 受験票送付 → 合格の流れとなります.
NAIST合格までの日記
2020年
1月:TOEIC受験
他の院試でもそうですがTOEICのスコア等は必要みたいなのでこれは必須です.
2月19日~21日:NAISTのスプリングセミナーに参加
これはめちゃめちゃ重要な行事です.
ここで先輩とのつながりを持って,小論文とかの添削をしてもらえるようにします.
また,参考となる小論文を見せていただくことも可能かもしれません.
研究室の教授ともお話しできればなお良し!
3月5日:小論文の書き始めを行う
小論文と面接でほとんど合否が決まるみたいなので,しっかり詰めていきます.
3月15日:担当の先生に推薦書のお願い
ここでは,担当の先生に推薦書のネタとなるようなことをまとめて提出しました.
箇条書きで1年○○ 2年○○…という風にWord3枚にぎっしり笑
内容としては,寮生会,学生会などはもちろん,学外でのハッカソン,卒研室で学んだこと,使えるプログラミング言語など事細かに書きました.多分そっちの方が担当の先生も推薦書を書きやすいと思います.
3月20日:小論文の初稿完成
高専推薦でもA4で2ページにこれまでやってきた研究と,入学してから行いたい研究をまとめます.
人によってはそれぞれの文量は異なりますが,私はそれぞれ1ページ書きました.
小論文の書き方として,図を入れて説明することが重要だと思われます.
この後は,4回ほど研究室の先生の添削を頂き,同時にスプリングセミナーで手に入れたNAISTの
先輩にも添削を頂きました.
4月6日:学生課に必要書類を提出
本来4月13日~17日に提出ですが,本学では学生課が取りまとめて郵送してくれるみたいだったので,少し早めに提出しました.
4月22日:研究マッチング当日
研究マッチングは基本的にWeb上で行われます.
私の場合は研究室の教授,准教授,私の3名で行いました.
全然圧迫面接ではない印象でした.
質問の内容:
1 本研究室を志望した理由について (3分程度)
2 小論文の内容に関して(30分程度) / *スライドを書かせて発表させる形式もあるみたい
3 最後に質問はありますか?
とほとんど研究に関する内容でした.
他には,小論文の内容を具体的に紹介して
プログラミング言語はどのレベルまで使えるの?
英語は得意ですか?(その後英語で軽い会話)
といった質問をするような研究室もあったと聞きます.
5月21日:研究マッチングの結果確認
研究マッチングでの合否が来ます.ここに合格すれば後は受験票などを送付するのみです!
5月30日:受験票の送付
学生課に依頼して,受験票,振り込み証明書などを一緒に送付してもらいました.
7月17日:受験結果の確認?
合否が郵送されてきます.
7月21日:入学確約書の書類が届く
他の大学院を受験している場合のことも考慮されており,9月25日必着でした.
8月19日:入寮・奨学金の案内が届く
寮に関しては家賃が1万円で済むみたいです.
また優秀な成績で合格した人には優先的に寮に入ることができるようです.
また,令和3年4月から国際交流を目的としたシェアハウス型の寮が開始される予定です.
(9月25日必着)
奨学金に関しては,日本学生支援機構大学院奨学生(予約採用)の申し込みを行います.
(9月30日必着)
小論文のサンプル
小論文のサンプル(Tex形式)を載せておきます.
空白や○○の部分は自分で改変してみてください.
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 |
\documentclass[twocolumn,a4paper,10pt]{jsarticle} \usepackage[top=20truemm,bottom=20truemm,left=20truemm,right=20truemm]{geometry} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{cite} \usepackage{url} \renewcommand{\figurename}{Fig.} \usepackage{fancyhdr} \pagestyle{fancy} \lhead{\large~~~~~~~~~~~~~~~~~奈良先端科学技術大学院大学 博士前期課程 小論文} \rhead{ \begin{tabular}{|l|l|l|l|}\hline {\footnotesize 出願研究科} & {\footnotesize 情報科学区分}\\\hline {\footnotesize 希望研究室} & {\footnotesize 〇〇研究室}\\\hline {\footnotesize 氏名} & {\footnotesize 〇〇 〇〇}\\\hline {\footnotesize 現在の専門} & {\footnotesize 〇〇〇〇}\\\hline \end{tabular} } \usepackage[dvipdfmx]{color} \usepackage{here} \usepackage{diagbox} \usepackage{caption} \usepackage{comment} \setlength\floatsep{0pt} \setlength{\columnsep}{3zw} \setlength\intextsep{0pt} \title{{\vspace{5mm}}現在行っている研究及びNAISTにおいて取り組みたい研究} %\vspaceで場所を変えてる \date{\vspace{-17mm}} \begin{document} \maketitle \thispagestyle{fancy} \renewcommand{\headrulewidth}{0pt} %ヘッダの罫線 \section{現在行っている研究(〇〇〇〇)} \subsection{\large 研究背景} \subsection{\large 今後のアプローチ} \newpage%ここは消していいかも.無理やり次のページにしているので \section{NAISTで行いたい研究について} \subsection{\large 研究背景} \subsection{\large 提案手法} \begin{thebibliography}{99} {\footnotesize } \end{thebibliography} \end{document} |
実行結果はこんな感じです.
syouronbun
Linuxでの実行に関して
LinuxコマンドによるTexの実行からpdfの表示まで [Linux系]
ではLinux上での実行コマンドをまとめています.
数回コマンドを打つだけなので参考にしてください.
また,vi を使ってsyouronbun.texの編集方法は別途記載していきたいと思います.
以上
コメント
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